本当の幸せは目に映らずに

好きなものを好きなように

昔懐かし学園アリス

最近私、懐かしいものに浸るということにハマっておりまして。懐かしい映画、懐かしいドラマ、懐かしいアニメ、懐かしい漫画、、、という感じで楽しんでいます。
 ドラマは織田裕二さんや北乃きいちゃんなど、錚々たる顔ぶれの『太陽と海の教室』を見てみたり。熱血教師系は昔から好きなんですよねえ。アニメでは、『学園アリス』を見ておりました。全26話でコミカルにテンポよく進んでいきます。私は、ひっさしぶりに見たこの通称”学アリ”にどハマりしてしまいまして。漫画も全31巻、アマゾンで一気に買いました。漫画は、途中まで友人から借りて読んでいたのですが、あいにくその友人とは疎遠になってしまい、結末がわかりませんでした。だから、この機会にと思って、大人買いしましたよ。


学園アリス 全31巻完結セット (花とゆめCOMICS)

学園アリス 全31巻完結セット (花とゆめCOMICS)

私は中古だったので、定価の約半額の4000円ほどで購入できました。

本日はこの学園アリスについて、私の思ったことをつらつらと並べていきたいと思います。


樋口橘花とゆめコミック(白泉社
NHKでも放送されていたアニメで、声優も釘宮理恵石田彰など結構豪華な声優さんたちなので、ご存知の方も多いでしょう。今回は、漫画の方を中心に書かせてもらいます。



あらすじ

まずは、あらすじから参りましょう。
端的に言ってしまえば、田舎に住む蜜柑ちゃんが突然村を去ることになった大好きな蛍を追いかけて変な学校に入ってそこでいろいろ起きるドタバタコメディといったところでしょうか。まさにウサギを追って不思議な世界に迷い込んだアリス。
蜜柑が来てから、学級崩壊状態だったクラスが協力し始めたりなど、ヒューマンドラマも含まれています。蜜柑ちゃんの成長はまじで感動する。
主な舞台は、アリス学園。この学園は”アリス”と呼ばれる不思議な能力(e.g. 心を読めるとか、空が飛べるとか、人の傷を治せるとか)を持つ子ども達が集められ、国から保護されています。それでもって、非常にこの子達は価値があるので、よく悪い人たちから狙われたりします。だから、学園の外へは卒業するまで出られないという厳しいいい学園です。もちろん親にもめったに会うことはできません。

メインキャラ

主な登場人物は、佐倉蜜柑、今井蛍、日向棗、乃木ルカ。彼らは初等部B組の生徒達で、他のB組の子供達と様々な事件に巻き込まれ解決し、という感じです。
蜜柑のアリスは、無効化のアリス。つまり、自分を攻撃してくるアリスを"無効化"にして身を守るという非常に珍しいアリスなんだそう。ただ、このアリスのせいで大変になことになっていくんですよ。ひたすら前を向き明るい女の子。
蛍は、発明のアリス。蛍が作るマシンに魂が宿る。らしい。クールで知的な素敵な子。蜜柑をそっと支えています。
棗のは、火のアリス。初等部の生徒とは思えないほど高度な技術と底なしの能力を持っており、さらに火ということで学園で腫れものというか厄介者扱いされています。本当はいい奴。
ルカ改めルカぴょんのアリスは、動物フェロモンのアリス。動物たちとコミュニケーションがとれちゃうという、動物好きなら一度は憧れる能力じゃないですかね。みんなから愛される可愛いキャラ。切ない担当。

ちなみに、アニメでは漫画本編の5巻までがアニメ化されています。


あらすじは、ざっとこんな感じ。詳しくは、wikiで。









ここからは私の感想をピャーーっと書いていくよ。ネタバレを含む可能性がありますので、ご注意くださいませ。



 まず、アニメから入った私にとって漫画は本当に重かった。少女漫画とは思えないようなシリアス展開。小学生が、監禁されたり両親が殺されるのを目のまえでみたりとか。特に、学アリに出会った頃は小学生だったので理解できない部分も多かったのよね。でも、大学生になって読んでみるとなんという重さ。いろいろ考えさせられる。そして、小学生の恋愛にときめく。

 棗くんと蜜柑ちゃんとルカぴょんの三角関係。やばい。やばいっす。棗は本当に蜜柑ちゃんが最初は嫌いだったんでしょうね。でも、何をしてもへこたれず前向きにニコニコしている蜜柑ちゃんに惹かれたんでしょうね。そして、そんな棗と蜜柑を近くで見守るルカぴょん。ルカぴょんも、太陽みたいに明るく心を溶かしていく蜜柑に惹かれるのです。棗くんとルカぴょんは、幼馴染。棗くんがとある事件に巻き込まれ、心を閉ざしました。そんな彼に寄り添い、ずっとそばにいるし棗が笑わないなら僕も笑わないと、いっちょまえにクールキャラを演じます。でも、蜜柑と出会って好きになって少しずつ笑顔を取り戻してくルカぴょん。そして、棗を変えていく蜜柑を好きになると。きゃーすてきなルカぴょん。でも切ないルカぴょん。
棗も蜜柑のこと好きだって知ってるから、自分の中で棗が一番だから、身を引いてしまうのですよ。棗が笑うなら、僕は幸せだって。
それで、諸々あって記憶を消されて蜜柑が学園を去るとわかった時に「次はまっさらな状態で俺のこと、好きになってね」って。切なすぎるよ!!!!!!!
私、ボロ泣き。ページをめくったら、涙の跡が付いていることでしょう。


 棗くん×蜜柑エピでは、2回目のクリスマスが一番好き。監禁された蜜柑ちゃんとこに奇跡的にたどり着けた棗くん。二人の将来を誓い合うシーン。
1回目のクリスマスは、事故キスからのまるでテイスティングのようなファーストキス。突然、蜜柑の唇を奪い、「キスなんてこんなものか」と言い捨てる棗くん。なんてませてるの!!もう!!

一方2回目のクリスマスは、学園の結界を張っている志貴さんという方の粋な計らいで会えました。とある事件がひと段落すると、蜜柑は学園内の迷宮棟という許可された人しか近づくことができない場所に幽閉されています。志貴さんが、捕らわれた蜜柑を探す棗を見て、一瞬だけ結界を緩めてくれたんですね。
志貴さん優男。
志貴さんのことはさておき、ませてるお二人のお話に戻ろう。なんか、お互い好きっていうのを自覚してるから照れ照れしちゃってるのよ。これがまた、KAWAII。クリスマスプレゼントにキスしろよなんて言う小学生すごいよ。最近の小学生はそんな感じなんですかね?(学アリに出会った当時、私は小学生)違います。私含め、周りは違った気がする。何回も何回もお互いを確かめ合うようにキスしちゃうんだよ。見てて、頬が上がり、口角が下がる。つまり、ニヤニヤおばさんが出来上がる。ゴホン。

クリスマスパーティー恒例の可愛いコスプレをして、「俺のこと好きか?言えよ」ってどSぶりを発揮する棗くん。たまらない。しかしながら、棗にはもう後がないというのを自分でもわかってたし、蜜柑もわかってたから、もうお互いの好きが溢れ出てるんですよ。学アリ後半に少なめの、甘々シーン。そして、何回もキスしたことをルカに黙ろうとする棗がKAWAII。のちにこころ読みくんからバレるけどね。読心術って怖い。


 はい次。蛍×蜜柑。ここも!切ない!なんてこった!本当に蛍ちゃんは蜜柑のことが好きだし、蜜柑は蛍のことが好きだし。少しばかり羨ましい。親友を追いかけて、田舎から一人で東京に来るなんてどんな愛情だよ!「泣いてるあんたは3割増しブサイク。だから笑って」なんて、ツンデレな蛍さんならではの愛情表現。この言葉があったからこそ、蜜柑は笑って頑張れたのでしょうね。好き。この言葉を受けて蜜柑は、「蛍に怒られるからうちは笑わなん」と自らを鼓舞するのです。素晴らしきかな。

少々ネタバレなのですが、蜜柑のために奮闘する蛍を見てると涙が止まりません。今までなんだかんだ、ことあるごとに近くで蜜柑を支えてきた蛍。特に、最後は号泣ものです。最後の事件後に、自分はどうなってもいいから、蜜柑のために瀕死状態の棗を助けてあげてと。時空軸の話が関係してきてややこしくなるので、ここでは詳しくは触れません。こんなに必死に蜜柑のために必死になるのは全編通してここが一番だと思います。「親も亡くして大切な棗まで失うなんて可哀想すぎる。」と。本当に蛍の愛情が伝わって来るシーンです。泣きながら、タイムトリップのアリスの持ち主であるのだっちに訴えるシーンは本当に涙が止まらなかった。小学生相手に何度泣かされてるんだって話ですが。棗を助ける代わりに蛍が受ける代償は本当に大きくてめちゃくちゃ最後までモヤモヤした。まじで。



ここまで好きなカップリングをメインにダラダラと書きました。そして、主要キャラ全体で思うこと。それは、4人がお互い似てる。
というのも、ルカは棗が大好きで、蜜柑は蛍が大好き。それぞれがそれぞれを1番に思ってるという。それぞれの幸せを一番に願ってるんです。かと思えば、ルカと蛍は、蜜柑のことが好きだけど棗と蜜柑が想いあってるから身を引いちゃうとか。この4人はうまいことリンクしてますよねえ。似た者同士上手くやってこうよ〜ってやつですかね。誰かの歌詞にこんなのなかったかな。
 ちなみに、蛍が蜜柑を恋愛面で好きなのかは正直わかりません。けど、私の解釈では、蛍は恋愛的に蜜柑のことが好きだったのかなと。決定的なのが、二人のキスシーン。小泉月との戦いの中で、もう蜜柑に会えないと覚悟を決めた蛍ちゃんが、蜜柑にキスするとこね。それに加え、ちょこちょこ蛍は棗に、「蜜柑泣かせたら承知しない」てきなことや、「ヘマしたら蜜柑を任せられない」てきなことをおっしゃってるのですよね。ちょっとした百合展開。好き。すでに読んでる皆さんは、同じことをお思いかもしれませんがね。というか、恋愛とかそういうの関係なくただ好きなんだろうな(おい)だって二人の絆は簡単に切れないもん。




ただダラダラ自分の嚙み砕いた言葉で、あらすじ書いただけな気がする。けどそれもご愛嬌ってことで許してくださいな。
でもまだ書ききれない。近いうちにパート2アップします。それは、4人の周りの人たちメインで書くつもりです。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
次も良かったら宜しくお願いします。